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仕事とプライベートのバランスをとりながら残業を少なくする考え方を構築

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私は5年間、主人の仕事の都合でアメリカで生活をした経験があります。アメリカで生活をして、日本とアメリカの働き方の違い、それぞれの良いところ、悪いところを改めて考え直すことができました。

 

 

アメリカのビジネスパーソンはこんなに違う

アメリカでは夕方5時ごろになると帰宅ラッシュが始まり、金曜日の夕方や祝日前には午後3時ごろから帰宅ラッシュが始まります。

 

企業で働く人たちはほぼ定時に仕事を終えるのが当たり前になっているようで、買い物に行っても閉店時間きっちりには外に出るよう促されますし、子供の遊び場に行っても閉館時間の10分くらい前から職員の方が片づけを始め、閉館時間=職員の方が帰る時間となっているところもありました。

 

このような働き方は日本で育った私たちにとっては最初は慣れず、お客様本位ではなく、労働者が優先されるという状況に歯がゆい思いもしました。

しかし国全体がこのような働き方がスタンダードとなっており、日本によくある飲み会や職場のメンバーで集まって食事をするといった機会がほとんどなく、仕事が終わればまっすぐ家に帰って家族と過ごす、休日も家族と過ごすといった家族思いの考え方は素晴らしいと思いました。

 

 

日本の過去過ぎる労働環境

それに対して日本では帰宅ラッシュは通常6時頃から、金曜や祝日前だからといって帰宅ラッシュの時間が早まることはありません。

 

定時に帰るのは気が引けると感じるくらい残業をするのが当たり前となっており、残業時間も立派な勤務時間、残業をせずに定時で帰るのが落ち着かないという人もいます。サービス残業という言葉があるくらい残業をしても手当が出ないこともよくある話です。

 

日本においても残業が当たり前という考え方を取り除き、職場全員が定時で帰ることができるように仕事を分散したり、仕事量を減らしたり、仕事が多すぎて人手が足りないのなら雇用を増やすなどの対策が必要だと思います。

 

また飲み会など会社のメンバーと切り離すことのできないお付き合いがあるのも日本特有です。同じ仕事に関わるもの同士でストレスを発散できるいい機会であることは間違いありませんが、半ば強制的に参加しなければならないというものでもあります。

 

仕事を離れて家族と過ごす時間を大切にし、家族とのつながりをもっと大切にするということは今の日本人に欠けているところだと思います。

 

しかし日本人の働き方が悪い訳ではなく、きちんと真面目に働く、責任を持って最後まで仕事をやり遂げると言った日本人の素晴らしい面が表れている証拠とも言えます。

 

 

アメリカにみた育児に対する考え方の差

またアメリカでは子供が病気なら一刻でも早く帰りなさいと言われますし、妊婦健診や子供の定期検診などには夫婦で行くのが当たり前となっています。

 

これは仕事とプライベートをしっかり区別して家族を大事にするアメリカ人の気持ちの表れであると思います。

 

日本では子供の病気などで会社を休んだり早退することに対して周囲の理解が少ないのが現状で、これらがもっと理解されるようになると女性がもっと働きやすい社会になってくると思います。

 

 

日本の労働環境こそが育児環境における最大の妨害

日本人の残業に対する考え方は、サービス残業、深夜残業、過労死など様々な問題を引き起こしています。残業が多いことで妊娠、出産、子育てをする女性の社会進出を妨げられているのも事実です。

 

残業は勤勉に働く日本人を象徴する言葉でもあります。働きすぎの日本人には仕事優先ではなく、家族との時間を増やす、プライベートを充実させるなどの仕事以外の部分を大事にすることが望まれます。

 

しかし今の残業に対する考え方が緩くなってしまうと、消費者やサービスを受ける側にとっては不便な社会になってしまうかもしれません。仕事とプライベートのバランスをとりながら残業を少なくする考え方を構築していかなければなりません。

 

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