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ホームレスは貴重な労働力に成り得るはず

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ホームレスの方々は、文字通り家の無い方々です。

 

それに至る経緯は様々ですが、住所不定である以上定職に就くことは出来ず、その日暮らしの生活を余儀なくされています。

 

それでも生きているのです。

生活しているのです。

 

ではどうやって生活しているのでしょうか?

 

 

それこそ住居は雨風さえ防げればいいといったような、ダンボールやビニールシートを使った簡素なものです。これは今も昔も変わらないことだと思います。

 

でも逆に今と昔で違うのは、今のホームレスの方々はある程度のお金を持っているということです。

一昔前のホームレスの方々は、それこそ生ゴミをあさって食べるような生活をしていたのに対して、今のホームレスの方々の多くは日雇い労働であったり、資源ゴミを回収・売却することによってお金を稼ぎ、それを生活費に当てているという違いがあります。

 

そこで私が着目したのは『資源ゴミの回収・売却』です。

 

 

自治体は資源ゴミを回収するために職員を雇用します。

いわゆる『3K』と呼ばれる「きつい」「汚い」「危険」な仕事なので、ある程度いいお給料でないと人材が集まりません。つまり高額の人件費を払っているということです。

 

さらにその回収した資源ゴミのリサイクルに関しては(自治体の財政難も加味して)自治体としてのリサイクル工場を持っていない場合が多く、民間企業に業務委託しているのが現状です。

 

業務委託ということは、もちろんお金がかかります。自治体は高額の人件費を払い、民間企業にもお金を払っているわけです。

 

そのお金はどこから出るのかといえば、それは皆さんご存知だと思いますが、もちろん『税金』からです。

 

 

ではホームレスの方々はどうでしょうか?

自治体に回収される前に、朝早くから資源ゴミの日はゴミ捨て場から回収しまくっています。特に換金率の高い缶類に関しては『縄張り』まで存在し、一種の争奪戦のような形になっているのです。

 

もちろん不法に資源ゴミを回収することは違法行為なのですが・・・。

 

そして回収した資源ゴミをリサイクル業者に二束三文で売却するのです。そこで得たお金がホームレスの方々の生活費になっています。

 

ここまでの話を聞けば、勘の鋭い方なら私の言わんとすることがお解かりになるのではないでしょうか?

 

 

なぜ自治体はホームレスの方々を労働力として雇用しないのか?

つまり『なぜ自治体はホームレスの方々を労働力として雇用しないのか?』という問題です。ホームレスの方々は自治体に雇用されることによって、今までより安定した賃金を貰うことが出来ます。

 

それがきっかけで社会復帰することも可能だと思います。

そして自治体は今までより低賃金で雇用できます。

 

その浮いた予算で自治体所有のリサイクル工場を建造できれば、民間企業に業務委託することも無くなって一石三鳥なはずです。少なくとも『税金の無駄遣い』にはならないはずです。

 

Win×Winの関係が築けると思うのですが、なぜ自治体は何もアクションを起こさないのでしょうか?

 

 

ホームレス雇用に向けての高いハードルの存在

これにはいくつかの高いハードルが存在します。まず自治体としては『自治体が雇用する以上、従業員は公務員に準ずる信用がなければならないので、住所不定では雇用できない』という問題です。

 

そんなのアルバイト雇用とすればどうにでもなりそうなものなのですが、なんせお役所仕事ですから、なかなかそういうわけにもいかないようです。(実際とある自治体に意見した時の回答より)

 

そしてホームレスの方々も、先述した通りホームレスになった理由は様々です。

 

借金苦でホームレスになった方も多いので、雇用されると『足が付いてしまう』ので困るというケースもあります。それなので、もちろん強制するわけにはいきません。ここが一番ナイーブで難しいところです。

 

どこか条令や政令で構わないので、やってみてもらえる自治体はないのでしょうか?

 

やってみる価値は充分あると思います。成功するか失敗するかは、やってみなければ解りません。

もし成功すれば、明るい未来が訪れるのかもしれません。逆に失敗したとしても、リスクはかなり低いと思います。

 

少子高齢化が進んでいる昨今、貴重な労働力を無駄にしているのは『もったいない』と思うのですが?

 

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